離婚後しばらくのこと
私が離婚したとき、息子はまだ1歳になったばかりでした。
まだ幼くて状況が良くわかっていなかったことや、元々夫はあまり子育てに積極的参加をしない人だったこともあり、父親がいない寂しさというのはそれほど影響していなかったと思います。
離婚後はしばらく実家に身を寄せていました。
親も甘えていいと言ってくれて、しばらくは息子の面倒を見てもらっていましたが、なんとかお金も貯まり息子と暮らしていけるようになったので、保育園を探しアパートで暮らすようになります。
実家から近い場所だったので、緊急時には親が助けてくれて本当に助かりました。
今も親には本当に感謝していますし、息子が大学に合格したときは一緒に喜んでくれて何よりも嬉しかったです。
息子との関係
息子を保育園に預けるときは、不安もありましたが同年代のお友達やもう少し大きい子がいて一緒に遊べるのはすごく楽しかったようです。
私を追って泣いたこともありましたが、案外すぐになれてくれたのはほっとする反面、ちょっと寂しい気もしました。
保育園には私と同じシンママがいて、子供の年齢も近かったので親子で仲良くしていました。
他の子供は共働きの家庭もあって、物心付くようになると「どうして僕にはパパがいないの?」と聞かれたときは参りました。
元夫は養育費は払ってくれていますが、浮気が原因で離婚後すぐに再婚していたので息子とは会わせていません。
それは承諾済みでしたので、息子に分かりやすいように説明するしかできませんでした。
守る者があるということ
もしも子供がいなければ、私もまだ若かったので再婚を考えたかもしれません。
しかし息子と一緒に生きていくのに精一杯だったこと、元夫の浮気で男性に対する不信感しかなく再婚どころか恋愛さえする気にはなれませんでした。
しかし私には守るべき息子という存在があったので、そんなに悲しいとは思わなかったのです。
息子が小学校に通うようになると、自分の家庭環境をなんとなくですが理解するようになり、私には父親のことを言わなくなりました。
息子が望めば元夫との面会もよしと思っていましたが、ほとんど記憶にないためか会いたいという気持ちにはならなかったのか?と思いましたが、今にして思えば私に気を遣い隠していたのかもしれません。
息子への感謝
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シンママだからという理由だけで、息子に悲しい思いはさせたくなかったので、一緒にいられる時間は息子を最優先にしました。
息子も小さいながら私を気遣ってくれていたのはわかっていましたが、わがままを言うこともなく私のことを大切にしてくれるいい息子です。いまや東京大学に通っていて、近くにある東京大学生の多い学生マンションに住んでいます。
ほとんど反抗期もなかったので、無理させていないか心配になったこともありましたが、息子にも感謝しかありません。
私の誕生日や、母の日にもプレゼントを贈ってくれる、本当に優しい子なんですよ。
改めて私も息子を見習って、自分の両親に感謝を伝えなければいけませんよね。