離婚の時の息子の親権について

離婚と親権について

子供がいない夫婦なら、財産分与や慰謝料のことを話し合うだけで離婚できますが、子供がいる場合は親権をどちらが持つかを争うことも多くなります。
未成年の子供がいる夫婦が離婚する場合、親のどちらかが親権者になると法律で決まっているからです。

親権者は子供の代わりに、財産を管理したり、子供の世話をして育て上げるという監護権を持ちます。
子供が成人するまでは、子供にかかるお金もすべて親権者が負担することに。
ただし親権を持たない方の親も、子供の親であることに変わりなく、扶養する義務はあります。

親権の決め方

離婚するにあたり未成年の子供がいる場合は、話し合いで解決すれば一番いいのですが、配偶者とは別れても子供とは別れたくないとなったとき、その判断を裁判所に委ねることになります。
最初は調停を行い家庭裁判所に委ねますが、それでも解決しない場合は、離婚訴訟を起こし裁判所に判断を委ねます。
ただし離婚訴訟になると、時間も費用もかかるため、ほとんどは協議か調停で決まることが多いですね。

裁判所の決定基準

協議離婚が成立せず、親権を家庭裁判所に委ねるとき、家庭裁判所はどのような基準で判断しているのか?
まず家庭裁判所に委ねることになったら、家庭裁判所より派遣された調査員が家庭訪問や、子供と面接をして調査を行います。
その際に考慮される基準は、10あります。

主に、・現時点での監護環境
・今までの監護環境
・子供の意思
などなどが考慮され結果を出します。

ほとんどの項目では母親が有利になりますが、離婚理由が母親の浮気やネグレクト、虐待というような場合は父親に親権が渡ることもあります。
どれか1つだけではなく、10の項目を総合的に判断して決められます。

私が息子の親権を得た経緯

私の場合は子供がまだ1歳だったこと、離婚原因が夫の浮気だったこと、既に夫は浮気相手と再婚するつもりだったことなどもあって、特に揉めることもなく私が親権を得ました。
大学卒業後すぐに結婚したため、貯金はほとんどありませんでしたが、私の実家のサポートと慰謝料がありましたし、私も働くつもりでしたので運が良かったと思います。

子供は1人でしたし、離婚後は実家で生活出来ましたし、やはり夫有責というのが大きかったようですね。
私はかなり恵まれた環境だったので、すんなりと親権を得られましたが、経済的な理由で真剣は夫、監護権は妻となるケースもあります。

離婚後の手続きをいろいろ終えるまで大変で、悲しい思いもいろいろしました。
結婚指輪は当時の思い出として残してあります・・・もう最後に貰える指輪だと思ったので・・・。