手袋をつけていれば安心は勘違い
お買い物をするときに、レジを打っている人や他の従業員が手袋をつけて仕事をしている姿を良く見かけます。
手袋をつけて品出しをしていたり、レジで金銭授受を行っている姿は、今では一般的な光景です。
このお店は手袋をつけて接客しているから安心、なんて思ったら大間違いです。
手袋は完全に菌との隔離をしてくれる役目があるとは限りません。
長時間つけている手袋は感染を広げてしまう可能性もあります。
長時間手袋をつけていることでの感染リスク
長時間手袋をつけていることがなぜ感染リスクを上げてしまうのでしょうか。
長い時間そのまま使いまわしをしてしまう方もいると思います。
同じ手袋を長時間つけていることで2つの落とし穴があります。
まず1つは手袋をつけているという安心感です。
手袋をつけているだけで、直接触らなないという安心感が生まれてしまい、手洗いや手指の消毒がおろそかになってしまいます。
接客業の場合、手袋をつけて次々とお客様に接して金銭授受をしていると、手袋についたウイルスが次から次へと渡しかねないというとです。
2つ目は手袋は手よりもアルコール消毒の効果が低いということです。
もちろんアルコール消毒の効果はありますが、素手の方が効果が高いといわれています。
アルコールを使用することで目には見えない穴が手袋に開いてしまう可能性もあります。
見えない穴からウイルスが侵入して感染リスクを上げてしまう可能性もあるということです。
手袋ははずすときが肝心
安心だと思ってつけている手袋も、はずし方を間違えてしまうと今まで手袋をつけていた意味がなくなってしまうほどのリスクがあります。
手袋の表面には汚れやウイルスがしっかりついている状態です。
表面を触ることで、汚れやウイルスが素手についてしまうことになります。
手袋をはずすときには、手袋の袖口をつかみ内側が外側になるようにめくっていきます。
裏表にする要領です。
ポイントはあせらずにゆっくりとやることで急いでいるときなど、あわてていると持っている指が離れてしまったり、汚れた面を触ってしまうこともあります。
急いでいるときでも、手袋をはずすときは慎重に行いましょう。
はずしたあとはしっかり手洗いをしましょう
手袋をつけていたあとには、しっかり手洗いをすることを忘れてはいけません。
手袋をしていると、はずした後には手がきれいな状態だと思ってしまいがちですが、実は手袋をしていた手は汚れている可能性も高いものです。
アルコールによって手袋にキズが付いていたり、手袋をはずしているときに表面の汚れがついてしまったり、いつどこで汚れてしまったか分かりません。
手袋を外した後は、石鹸でしっかりと手を洗いましょう。