子どもの進学について、本人が希望するなら大学までは行ってもらいたいと考えています。ただ、やはりお金の面のことは心配です。
厚生労働省の調査によるとひとり親の大学進学率は全世帯57.3%に対して、ひとり親家庭23.9%と半分程度となっています。
背景としてはやはり、経済的事情が大きいようです。
しかし、新しく開始された大学無償化の制度によって、ひとり親など収入の少ない世帯や家庭であっても大学進学を目指せるようになりました。
大学無償化の制度が開始
2020年4月から大学無償化の制度が開始されました。
これは「高等教育の就学支援制度」のことで、進路への意識や意欲があれば、家庭の経済状況にかかわらず、大学や短大、高校、専門学校に進学できるチャンスを確保できることを目的としています。
大学の場合、入学金や授業料の減免や給付型奨学金の支給があり、条件に該当すれば受けられます。ただし、学業成績が悪くなる、欠席が多い場合などには支援が打ち切られる可能性があるので注意が必要です。
大学無償化の制度を利用するための条件とは
住民税非課税世帯およびそれに準ずる世帯の学生が対象です。
また、学業成績・学習意欲については高校2年での評定が5段階評価で3.5以上の場合、進路指導等において学習意欲を見る、3.5未満の場合、レポートまたは面談により学習意欲を見るとなっています。
そして、大学進学時も学業成績上位であることや習得単位数が標準以上ということが条件になっています。
進学を機に一人暮らしになるとしたら学生寮
学費はなんとかなりますが、上京しなければならなかったり、地方の大学に通うようになったりした場合には一人暮らしをしないといけないケースもでてきます。そんな場合は学生寮がいいようですね。切り詰めれば奨学金のお金だけで生活可能なようです。ただ、携帯代や交際費はアルバイトでカバーする必要があるため、その分は頑張ってもらいます。
また、同じような境遇の子が多いらしく、友達も作りやすいと聞きました。
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広島大学(東広島キャンパス)のための学生寮・下宿|学生寮ドットコム
大学無償化制度を利用してみよう
大学無償化制度については将来必要となる制度なので、しっかりと把握しておきたいと思います。他にも民間の給付奨学金もあるので、子どもの夢の手助けができるように親として色々頑張りましょう。