シンママになって感じたこと
今では結婚や離婚に対する考え方が、昔とは違っていることもあってシンママもそれほど珍しい存在ではなくなってきていますよね。
今では3人に1人の割合でシンママになるとも言われているのだそう。
私が離婚してシンママになったのは、今から約20年も前のことです。
当時は離婚が珍しい時代ではないものの、シンママという言葉もありませんでしたので、母子家庭の人とか、母子家庭の子と言われていました。
親や兄弟、親戚は私を温かく迎えてくれましたが、やはり世間の目は厳しかったと思います。
私の場合は離婚理由が夫の浮気だったため、理由を知っている人は理解してくれましたが、理由を知らない人は、悪いことをした人のような目で見たり、避けられたりもしました。
周囲の反応
シンママになった当時は精神的にも凹んでいましたが、離婚したことよりも友達の態度が変わってことの方がショックでした。
全員ではないものの、中には離婚理由も知らずに「子供が可哀想…」とか、「母子家庭の子はろくな子に育たない」などと言われたこともあります。
息子はとても優しく思いやりのある子に育ってくれましたし、辛いことは多かったけど息子と2人で幸せに暮らしてきましたので、後悔もしていませんし、恥じたこともありません。
私に母子家庭の子供は…と言った人に、今の息子を見せてギャフンと言わせてやりたいくらいです。
友達以外でも仕事先の人から、いろいろと詮索されてうんざりしたことはありました。
もちろん一部の人ですが、シンママをすごく恥ずかしいと思っている人が存在しているのだと知ったときはいろんな意味で衝撃でした。
母子家庭や父子家庭に偏見を持っている人がいるのも事実!
今でも時代錯誤な考え方をする人がいるのは、残念ですし悲しいです。
シンママってみんな生活が苦しいの?
子供の年齢や生活環境による違いはあるものの、生活に困窮するシンママは少なくないようです。
正社員や契約社員で働ける場合は、福利厚生などもしっかりしていますし、子育中の人をサポートする体制もあるから安心です。
しかし後ろ盾がない、バイトやパートだと収入も少なく、サポートしてくれる体制もないから不安の方が大きいのではないでしょうか?
夫との関係性によっては養育費を貰って生活しているシンママも多いですしね。
私は環境に恵まれていたので、明日のごはんも食べられないくらい困窮したことはありませんが、そういう人がいるのも事実です。
子供が小さい間は、思うように仕事ができないというのが原因です。
かといって、保育園に預けて仕事をするにもお金がかかりますしね。
とはいうものの、全国的に保育士は不足していますし、都内はもちろん、私が住んでいる神奈川県でも保育士不足は深刻のようでたくさんの募集がかけられていました。こうしてみてみると、預ける側も預かる側も色々と大変なんだなって思います。また、地域によっては育成手当もありますが、それがない場合にはすごく大変だなと感じますね。
それをあてにするのもあまりよくないですが、お金に関しては受けられる援助は受けておいて損はないと思います。