母子福祉貸付金制度とは?
どんなに頑張って働いても、低賃金だと保育園料や家賃を支払うとほとんどお金が残らないということもあります。
なんとか支払いは出来ても、生活するのにギリギリだと貯金もできません。
お金に余裕がないと心にも余裕が持てないから、不安も大きくなってしまいますよね!
お金に困ったときは、母子福祉貸付金制度を利用するのがおすすめです。
母子福祉貸付金制度は、公的貸付だから無利子でお金を借りることができます。
働いてなんとか収入があれば、お金を借りなくても生活はできるけど、怪我や病気で働けなくなってしまったら…路頭に迷うことになりかねません。
そんなときも母子福祉貸付金制度を利用すれば、生活の助けになります。
母子福祉貸付金制度の仕組み
母子福祉貸付金制度は、母子家庭や父子家庭の人を対象にして、無利子でお金を貸してくれる制度のことです。
シンママでも仕事をしていれば、消費者金融でお金が借りられますが、利子がかなり高いです。
少しならと安易に借りてしまい、それが積み重なると今度は返済地獄に陥ります。
今は総量規制という法律があって、年収の3分の1までしかお金を借りられなくなっています。
元々年収が低い人だと、借りられたとしてもわずかで、結局足りないまま今度は返済に追われます。
母子福祉貸付金制度なら、利子がかからないから借りた分だけ返済すればいいので気が楽です。
もちろん借りた以上は返済しないといけませんが、いざというときは心強い味方となってくれます。
利用できる条件は?
母子福祉貸付金制度は、保証人を立てることで無利子になりますが、保証人がいなくても利子は1%~3%とかなり割安です。
借りてから返済までには6ヶ月~1年の猶予期間が与えられるので、すぐに返済しなくてもいいのはありがたいですね。
条件としては、20歳未満の子供を扶養している母子家庭または父子家庭の人。
償還計画が立てられる人かどうかの審査があり、前年度の所得額が203万6千円以下の人が対象です。
母子福祉貸付金制度に必要な手続き
まずは最寄りの役所の福祉課に行き、母子福祉貸付金制度を利用したいということを相談します。
必要書類を用意すること、無利子にするために必要な保証人の選定や面接をして、申請できるようになるという仕組みです。
申請後審査が行われ、審査に通ると貸付決定となります。
大体審査~貸付までは1ヶ月間かかるので、すぐには借りられないことを覚えておいてください。
発行から3ヶ月以内の戸籍謄本や住民票、源泉徴収票や所得証明書など必要な書類がいくつかあるので、それを全て揃えてから申請します。
必要書類については、相談のときに教えてもらえます。
医療資金、引越し資金、中学や高校の入学金、結婚資金などいくつかの名目で借りられます。