
節約中でもたまには!シンママのプチ贅沢体験
シングルマザーとして生活していると、日々のやりくりに頭を悩ませることが多いですよね。
食費や光熱費、教育費など必要な出費は山のようにあり、自分のためにお金を使う余裕なんてないと感じることも少なくありません。
私も離婚してからしばらくは、節約第一で「贅沢なんてとんでもない」と思っていました。
ですが、ずっと我慢ばかりでは心がすり減ってしまいます。あるとき思い切って「自分のため」に少しだけお金を使ってみたら、それが驚くほどのエネルギーになったのです。
ここでは、私が実際に体験したプチ贅沢や、楽しみ方の工夫についてご紹介します。
バッグを新調して気持ちを切り替える
数年間使っていたショルダーバッグが、角が擦れて色も落ち、金具も壊れかけていました。
「まだ使えるから大丈夫」と思って先延ばしにしていましたが、ある日ショッピングモールで見つけたバッグに一目惚れ。普段なら迷わず諦めていた金額でしたが、その日はなぜか「これを買ったら明日からまた頑張れそう」と思い、思い切って購入しました。
新しいバッグを持って出勤したときの気持ちは今でも覚えています。鏡に映る自分の姿が少し明るく見えて、「新しい一歩を踏み出したみたい」と自然に笑顔になれたのです。
バッグひとつでこんなにも気持ちが変わるんだと実感し、贅沢の意味を改めて考えさせられました。
高級スイーツで自分を甘やかす
もうひとつのプチ贅沢は、洋菓子店で買ったケーキです。
普段はスーパーのお菓子売り場で手に取ることが多い私ですが、その日は特別な用事があったわけでもなく、「今日はよく頑張った」という気持ちで自分にケーキを買って帰りました。
値段は1個500円。節約生活をしていると「高いな」と思ってしまう金額ですが、紅茶を淹れてゆっくり味わったその時間は、何物にも代えがたい幸福でした。
ほんの10分ほどのティータイムでしたが、心が落ち着き「また明日もやっていける」と思えたのです。
贅沢といっても大きな出費をする必要はありません。小さな贅沢こそが、毎日の生活に潤いを与えてくれると感じました。
プチ贅沢を楽しむための工夫
もちろん、贅沢ばかりしていては家計が回りません。そこで私は、自分なりにルールを作って楽しむようにしています。
まず「月に一度」と決めておくこと。スイーツやちょっとした雑貨は月に一度、バッグや服など大きめの買い物は年に数回に制限します。ルールを決めることで、安心して楽しめますし「次は何にしようかな」と考える楽しみも増えます。
次に「金額ではなく満足感を大切にする」ことです。数百円でも心が満たされれば、それは十分な贅沢です。逆に高価でも自分の気持ちが乗らなければ意味がありません。
そして「子どもと一緒に楽しむ贅沢」もおすすめです。外食や映画に行くと出費はありますが、母と子が笑顔で過ごせる時間はお金以上の価値があります。思い出として残る贅沢は、きっと一生の宝物になるはずです。
こうした工夫をすることで、節約と贅沢のバランスを取りながら日々を前向きに過ごせるようになりました。
